Diary 2018. 9
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9月3日 (月)  もう9月になってしまった

世の中、悪いことの後には必ず良いことがあると思っているけれど、実際はそんなに巧い巡り合わせばかりじゃない。トルコからも「リラ下落」の後、なかなか良いニュースが伝わって来ない。

しかし、最近、インターネットで通話したトルコの友人ふたりの話を聞く限り、トルコの人たちは相変わらず意気軒高で、あまり暗い雰囲気にはなっていない。

また、通話したふたりの友人は、元来左派で、かつてはエルドアン大統領とAKPを激しく非難していたのに、今や反米意識が高まっている所為か、エルドアン政権にも結構理解を示すような論調に変わってきている。米国の攻勢は、トルコを一つにまとめる役割を果たしているかもしれない。

とはいえ、エルドアン政権が、国民の支持を背景に、米国への敵対姿勢を強めるとも思えない。強気な発言と共に地道な外交交渉も続けているようである。

交渉の要点は、おそらくPKKとギュレン教団に対するものではないかと思われるものの、シリアでアサド政権が盛り返して情勢が変化したため、米国はもうそれほどクルド国家の建設には拘っていないという説も聞かれる。

一方、ギュレン教団に関しては、あまり進展が見られず膠着した状態が続いているらしい。なにより、日本の報道では、未だにギュレン教団が話題になっていないところが、その状態を物語っていると思う。

2017年7月27日(木)フェトフッラー・ギュレン教団
http://www.neo-pro.jp/makoto/tayori/diary/diary.cgi?mode=read&page=10&y=2017&m=7


*写真:柚須駅

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9月17日 (月)  大阪なおみ選手の活躍

大阪選手の全米オープン優勝を私はミーハー的に喜んでいたけれど、その後の論争を眺めながら、14年前以下のように拙訳したトルコのエムレ・アキョズ氏のコラム記事を思い出した。

【81】エルバンの成功について思うこと【サバー紙】
http://www.neo-pro.jp/makoto/shinbun/honbun/00081.html

この記事の中で、アキョズ氏は、トルコ国籍を取得してトルコ代表となったエチオピア人陸上選手の成功を喜びながらも腑に落ちないものを感じ、同様に、オリンピックの重量挙げで3連覇したスレイマンオウル選手の活躍には、もっと強く腑に落ちないものを感じていたと述べている。

というのも、イスラム教徒のトルコ人だったスレイマンオウル氏を一流の重量挙げ選手に育て上げたのはブルガリアのスポーツ界だったからだそうである。そして、エチオピア人とはいえ、エルバン選手の成功には、多少トルコのスポーツ界も貢献したから、その分だけ喜んでいるという。

このように考えたら、大阪選手の活躍も、我々日本人は素直に喜べなくなってしまうだろう。

大阪選手は、幼い頃からアメリカに居住して、テニスばかりでなく、その他の教育もアメリカで受けたのではなかったかと思う。15歳でトルコに移民したエルバン選手は、2004年当時、既にトルコ語を流暢に話すことが出来たものの、大阪選手の日本語は、マスコミで話題になり始めたこの2年ぐらいの間にも余り上達していない。

日本の文化にとても興味があるのなら、もう少し言葉を勉強しても良さそうな気がする。かつて、野球のロッテ等で活躍したレオン・リー選手は、日本の文化に興味を示して、かなり短期間で日本語をマスターしていた。大相撲の力士たちも同様である。

ネパール人等の就学生の中には、日本が好きになってずっと日本で暮らしたいと言い、一生懸命日本語を学んでいる人もいるけれど、彼らが日本国籍を得て“日本人”になるのは、それほど簡単ではない。なぜなら、彼らには“日本人の血”が流れていないからだ。

また、せっかくの休日に愚考を廻らしながら駄文を書き連ねてしまったが、ちょっと考えて見ても良いテーマかもしれない。


2013年11月20日(水)イスタンブール・マラソン
http://www.neo-pro.jp/makoto/tayori/diary/diary.cgi?mode=read&page=10&y=2013&m=11