Diary 2012. 7
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7月17日 (火)  食生活の改善!

今まで、「トルコの人たちはコレステロールの摂りすぎ。塩辛いものや滅茶苦茶に甘いお菓子も大好きだし、あれでは命を縮める」なんて勝手なこと言って来たけれど、よく考えてみたら、私の食生活も昔から相当に危ない。

なにしろ味噌・醤油系の味付けが大好きなんで、日本に居た頃から、かなり塩辛いものを常食していた。それに、羊羹・饅頭の類いに目がない超甘党のうえ、酒も欠かさない。イカの塩辛、塩鱈、塩鮭といった塩の塊みたいなツマミと酒があれば、いつも幸せだった。

洋菓子も好きだったけれど、それほどではなかったし、バター・クリーム系のソースを使った肉料理も大好物というわけじゃなかったから、動物性脂肪分の摂取は少なかったかもしれないが、天ぷらは大好きだし、中華炒めも皿に油が残るような濃厚なやつを好んでいたんで、脂肪分もかなり摂りすぎていたと思う。

脂肪は死亡に繋がるらしい。塩分は高血圧に直結する。血圧が高い私は特に気をつけなければならない。現在、52歳。今後、50代を健康に乗り切るために、食生活の改善を決意した。塩分は昨年辺りから大分減らした。減らしてみたら、塩気がない味に慣れたどころか、あまり塩辛いものは食べ辛くなって来た。これからもっと改善しなければ・・・

塩分は永遠にカット! 糖分も当分カット! 油は危ない! 酒もなるべく避けよう!

これがスローガンだけれど、酒は、避けがたい場面もあるので、この時は仕方が無いから乾杯します。まあ、酒も昨年辺りから大分減らしてきたけれど・・・。


7月19日 (木)  食生活の改善/実行編

トルコのノン・アルコール・ビール、いつ頃出てきたのか解りませんが、10年ぐらい前はなかったように思います。

その頃、輸入品のノン・アルコール・ビールをイスタンブール市内で見つけて、敬虔なムスリムの友人に勧めたら、「そうやって次はアルコール入りを勧めるつもりでしょう?」なんて言われてしまいました。コーラなどより健康に良いし、料理の味も壊さないからと思って勧めただけだったのに・・・

現在もこの国産ノン・アルコール・ビール、そこらじゅうで売っているというわけじゃありません。昨日はシシリー区のショッピングセンターまで行って大量に購入してきました。500ml缶が一本1リラ、コーラの350ml缶より安いです。

食生活改善で“酒もなるべく避ける!”と宣言したから今夏はこれで乗り切ることにします。健康にも良いし、ふところも余り痛みません。

それから、やはりシシリー区内にある日本食材卸売りの“セルコ”で、“わかめ”と“ほんだし”も仕入れました。“わかめ”は血圧を下げる効果があるそうです。いつもはここで醤油も買っていたけれど、今回はパス。今日、“わかめ”と“ほんだし”だけで汁物作ったら、“わかめ”から多少塩気が出るのか、充分な塩味でした。醤油よさようなら!

SERKO
http://www.serkogida.com/

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7月21日 (土)  カルタルの海岸通り

昨日の昼2時頃、カルタルの海岸通りでトゥズラへ行くバスを待っていた。この路線は本数が少ないから、タイミングが悪いとかなり長い時間待たなければならない。停留所には私一人しかいなかった。

15分ぐらいして、『行ったばかりだったかな?』と思っていたら、乗用車が一台、停留所のレーンに入ってきて止まり、ハンドルを握っている男が、ちょっとこちらの様子を窺ってから、「何処へ行くんですか?」と訊いた。車にはこの男しか乗っていない。

私も素早く男の風体を探ってみた。30歳ぐらいで、まあ大丈夫そうに見える。クズルック村のような田舎であれば、何の躊躇いもなく止まってくれた車に乗り込むところだが、イスタンブールではちょっと考えてしまう。昨日は快晴で、助け合いの精神を発揮するような状況は何処にもなかった。

しかも、この海岸通りには、夜になると街娼が現れたりする。10ヶ月ほど前、夜9時過ぎに、少し先のペンディク辺りを歩いていると、私以外は誰一人歩いていない歩道に、派手なミニスカートの女性がぽつんぽつんと2〜3人立っていた。『あれれ?』と首を傾げながら女性の方を見やったら、その向こうに駐車している車の中から険しい目つきをした男が、じっとこちらを見ていたのである。

昨日の昼も、それで思わず男の風体を探ってしまったけれど、男は私が乗り込んだ後に、「女どうですか?」と訊きそうには見えなかった。男の問いに、「トゥズラ」と答えたら、「それなら、E5国道まで送りましょう」と言うので、有難く乗せてもらった。E5まで出れば、トゥズラ行きのバスはいくらでも通る。

乗り込んでから、「貴方はどちらまで?」と訊いたら、「いや、何処という決まったところはなく、走り回っているんですが・・・」などと、なんだか嫌な連想を起こさせる返答の後、うしろの席からカタログのような小冊子を取り出して、私に手渡した。

カタログに美女の姿はなく、何か機械の写真が並んでいる。「金属製品の工作機械で台湾製です。私はこれの営業に走り回っているんです」。

「全部、台湾製なの?」
「ええ、台湾の会社の代理店ですから」
「貴方は台湾へ行ったことがあるんですか?」
「いや、ありません。行ってみたいですねえ」
「私も台湾には行ってみたいと思います」

こんな風に話が続いて、私が日本人であると明らかになったものの、男には驚いたり喜んだりした様子もなかった。ひょっとすると台湾人じゃなかったことでがっかりしていたかもしれない。

それからまた少し話して、私が工作機械の分野には何の縁も無いと解ったら、男はカタログの説明をするのも止めた。

まあ、なかなか仕事熱心な好青年で、親切にE5国道まで送ってくれたから、とても有難いけれど、まったくの単純な親切でもなかったように思えるところが、なんとなく今のイスタンブールらしいと感じてしまった。