【242】宗務庁長官アリ・バルダックオウル氏の退任【ラディカル紙】【2010.11.18】

かなり遅くなりましたが、11月12日のラディカル紙より、タルク・ウシュク記者の記事を一部分だけ訳して見ました。任期を全うせずに突然退任した宗務庁長官アリ・バルダックオウル氏に関する記事です。

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<前略>

バルダックオウルは在任中、政権と衝突する宗務庁長官ではなかったが、政権と密接な関係を築くこともなかった。任命された時点では、イスラムにおけるリフォームの議論で知られていた。

「政教分離と敬虔な信仰が、女性の服装に突き当たってしまっている。イスラムの最も大きな問題はこれだろうか? 私たちの宗教は、単に女性の頭を覆うために造られたのだろうか?」というバルダックオウルの発言は、彼の世界観を示す例として良く上げられている。

バルダックオウルが政権と明らかな意見の相違を初めて見せたのは、クルド語によるコーラン解説の問題においてだった。このプロジェクトが先送りとなったのは、バルダックオウルが「意識上の分割を増殖させる」として不快感を表した為であると言われている。

AKP政権が二期目に入って政権基盤を固めてから、バルダックオウルと政権の間には冷たい風が吹き始めた。消息筋によれば、政権は、スカーフ問題解決のために、宗務庁から積極的な支持を期待したものの、望み通りにならなかったからである。

最近になって、バルダックオウルがスカーフ問題等について明らかにした発言は、壊れた関係が既に修復しがたい状態であることを示していた。「イスラム教徒の成人女性が頭を覆うのは、宗教上の義務である。しかし、ある女性が頭を覆うことが、イスラム教徒になった証しではない。それは、イスラム教徒になる為の、唯一の、そして前提の条件ではない。・・・“ある問題で、法的な整備を図りたいが、宗務庁の見解はどうなのか?”と言うのは、政教分離の原則に反している」。

<後略>

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原文
http://www.radikal.com.tr/Radikal.aspx?aType=RadikalDetay&ArticleID=1028690&Date=18.11.2010&CategoryID=78

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