【149】女性の導師はトルコでスカーフを外した【ラディカル紙】【2006.05.06】

5月6日付けのラディカル紙よりドゥイグ・ウチクン記者の記事。アメリカのイスラム学者アミナ・ワドゥド女史がイスタンブールの大学で講演した時の様子を伝えています。

****

イエディテペ大学で、“イスラムにおける改革と女性”というテーマによる講演を行なったイスラム研究学教授アミナ・ワドゥド女史は、「天国と地獄の間にある唯一の違いがこの布切れだと思うのは誤りである」と言いながら、被っていたスカーフを外した。ワドゥド女史はアメリカのバージニア・カモンウエルス大学でイスラム研究学を教えている。

テンポ誌の招待に応じてイスタンブールを訪れたアミナ・ワドゥド女史は、ニューヨークで男女混合の信徒たちによる礼拝を先導したことがある。50人の聴衆が参加したイエディテペ大学の講演でワドゥド女史は、イスラムの平等性を強調したうえで、イスラムが歴史の中でその本質から外れてしまったことを説き、自身も“性のジハード”を闘っていると明らかにしながら、イスラムは失われたその先駆性を取り戻さなければならないと語った。ワドゥド女史は、自身のことを信仰のあるフェミニストであるとしている。

講演の後でフェルズ・アフマド教授と共に聴衆の質問に答えたワドゥド女史は、「女性が自由になることとスカーフを被ることは、どのように認め合えるのですか?」という問い対し、「同じことをイスタンブールに来てから20回ほど尋ねられています」と応じて、被っていたスカーフを外した。「天国と地獄の間にある唯一の違いがこの布切れだと思うのは誤りである」と言う“女性の導師”は、聴衆に向かって、「ムスリムの女性はスカーフを被るのです。これを理解して下さい」と訴え、「御覧のように、スカーフを外しても被っても、私は私なのです」と言いながら、涙を抑えることができなかった。

アメリカで若い女性たちが毎日テレビの番組に“胸やお尻”を晒しているのは、自由ではなくシステムの奴隷であることを示していると主張するワドゥド女史は、「注意を体からそらし、頭の中に与えている」と言い、トルコにおける“スカーフ禁止”については、「私は非常に遠いところから来ました。これはトルコの問題であり、トルコが解決しなければなりません」と述べるに留まった。

****

▼関連記事

128】アメリカのイスラム【ザマン紙】【2005.03.27】

131】イスラムと女性【ミリエト紙】【2005.03.30】

原文
http://www.radikal.com.tr/haber.php?haberno=186530


▲トップページ
▲前の記事
▲次の記事
▲トルコの新聞記事INDEX