【129】トルコでフリーメーソンは増えている【ヒュリエト紙】【2005.03.28】

3月26日付けのヒュリエト紙より。フリーメーソンに関する特集記事の中から、トルコのフリーメーソン・グランド・ロッジのグランド・マスターであるカヤ・パシャカイ氏にヒュリエト紙がインタビューした部分を訳して見ました。

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Q:トルコにフリーメーソンはどのくらいいますか? また、ロッジはいくつあるのですか?

A:現在、1万3千5百人のフリーメーソンが登録されていて、197のロッジがありますが、これは近々198になるはずです。

Q:世界ではどのくらいになるんでしょう?

A:私の記憶に誤りがなければ、9百万〜1千2百万の正式なフリーメーソンがいます。

Q:ギリシャにどのくらいいるか御存知ですか?

A:私が知っている限りでは、正式なフリーメーソンは8千人ほどです。

Q:他のイスラム国にフリーメーソンのロッジはあるんですか?

A:昔はイランにもあったのですが閉鎖されました。国外へ出たイランの人たちによるイラン・グランド・ロッジは続いています。あと、モロッコにグランド・ロッジがあります。

Q:国外にもトルコ・ロッジはありますか?

A:ドイツ・グランド・ロッジ連盟に所属する5箇所の地方グランド・ロッジがあり、そこにはトルコ人のフリーメーソン同胞もいます。しかし、重要なのは、やはりこのグランド・ロッジに所属するトルコ国民のフリーメーソン同胞が大多数を占めているトュルカイ・ロッジの存在でしょう。私たちが使っているトルコ語により儀式が行なわれています。世界各地に、このようにトルコ国民のフリーメーソン同胞が大多数を占めるロッジが6箇所あります。一つはパリの「Corn d'Or−ロッジ」、あとは、ヌル・ロッジがテルアビブとワシントンに、ニューヨークにはアナトリア・ロッジ、ルーマニアとブリュッセルにはウシュク・ロッジがあります。全て、トルコ人のフリーメーソン同胞によって構成されたトルコ語で儀式を行なうロッジです。

Q:フリーメーソンは増加しているんですか? それとも減少しているんでしょうか?

A:世界的には興味深い状況が見られます。アメリカでは、特に9・11以後、家族の多くが家に閉じこもってしまったんですね。週末には教会へ行くものの、他の時間を家で過ごすのが多数派になってきています。例えば、ボーリング場を訪れる人たちも減少し始めたのです。もちろん、「ホーム・エンターテイメント」も要因になっているでしょう。この状況の中で、フリーメーソンもアメリカでは減少しています。

Q:どのくらい減ったのでしょう?

A:この15年の間に、アングロサクソンのフリーメーソンは、先ず英国で20万人減りました。アメリカでは115万の減少です。

Q:トルコではどうでしょう?

A:興味深いのはここです。ヨーロッパとトルコではフリーメーソンが増加しているんですね。大陸ヨーロッパとトルコ・グランド・ロッジを併せた場合、年間に6.5%増加しています。

Q:どういった層に増加が見られますか?

A:30歳以下の若い世代ですね。

Q:最近になってフリーメーソンへの関心が高まったのは何故だと思いますか?

A:情報化時代となり、情報のやり取りや伝達が加速化されたからでしょう。これにより、子供達は早い年齢から若者としてのアイデンティティーを持つようになりました。

Q:フリーメーソン同胞の間で特に支持されているサッカー・チームは何処ですか?

A:私たちは原則的に、宗教、政治、サッカーについては話さないことにしています。ですから、こういったことは訊かないで下さい。しかし、私のロッジでは、私と数名の同胞を除いて、その多くがガラタ・サライを支持しています。インシャラー、今年の末には、これをもっとオープンに話せることでしょう。

Q:何故ですか?

A:私たちのチームがチャンピオンになるからですよ。それまでは黙っています。(訳注:この方は、今リーグのトップをひた走るフェネルバフチェのファンと思われます)

Q:フリーメーソンになる為には、どのくらい費用がかかりますか?

A:昨年の年会費は225YTL(訳注:1万6千円ぐらい)でした。新規入会者は入会費として1500YTLを納めなければなりません。あとは、昇進の際に800YTLを納めることになります。約1万3千5百人からなるメンバーの会費と寄付金によって成り立っているのです。

Q:総会は開かれますか?

A:毎年、2回の総会が開かれます。一つは私たちが「フリーメーソン総会」と呼んでいるもので、もう一つは公認の協会組織としての総会です。

Q:協会組織としての総会には、政府の調査官も出席しますか?

A:出席します。私たちは協会法に則った組織であり、正式名称は「自由、そして承認されたフリーメーソン、トルコ・グランド・ロッジ協会」です。

Q:フリーメーソンになれば「人脈が広がって出世も早くなる」と言われています。若者たちの中に、「人脈を広げて社会的に栄達しよう」といった考えが支配的であることはありませんか?

A:入会する際、そういった考えを持っていたとしても、入会後にそうではないことが解ると退会してしまいますね。しかし、退会する割合が非常に少ないところを見ると、そう思って入会する人はごく僅かなものでしょう。

Q:同胞をサポートするような考えは全くないのですか? 例えば、人を雇用する際に同胞を優先するとか?

A:絶対にありません。但し、全ての協会や集まりで見られるように、例えば、二人の候補のうち一方が同胞であり、もう一方の候補と全く同じ特質を持っていたとしたら、以前から見知っていることによる自然な感情から同胞を選ぶでしょう。しかし、公平に見て違いがあるならば、それが考慮されます。

Q:ある仕事を与える場合、二人の間で不公平なことは生じませんか?

A:不公平ということはありません。平等な条件のもとに選択する場合、以前から他の特質も知っている者を選ぶのは一般的な原則です。私たちもこれに基づいて行動しています。時として、二人が同じ特質であり、同じ期待を懐かせることもあるでしょう。その時は、自然の成り行きとして同胞の方に傾きます。それは、彼のことを他の面でも既に験しているし、その性質を良く知っているからです。

Q:会員の方たちの職業にはどんなものがあるでしょうか?

A:自由業が多いですね。国家公務員と軍人はいません。大学教授たちはある程度優遇されていますが、他にそういうことはありません。そもそも、そういったことを話し合うことさえないのです。

Q:MIT(国家諜報機関)に所属する同胞はいませんか?

A:必ずいると思いますが、知られていません。自然に考えて、存在していないことは有り得ないでしょう。ただ、その肩書きで入会して来るわけではありませんから、私たちには解らないのです。任務として入会して来るのか、そうではなくても承知の上で入って来るのでしょう。MITが実践している方法に従って入会するはずです。しかしながら、私たちには、秘密にしなければならない活動などありません。

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